神戸市の住宅街で最寄り駅から徒歩2分。
駅近で人気があるはずの賃貸マンションですが、築年数は45年。
長い年月を経て、お部屋の間取りなどが現代の生活が合わず暮らしにくくなっており、空室が目立つようになってきていました。
入居ターゲットを見直し、そのターゲット層が生活がしやすいように現代的な間取りに変更。競合物件と差別化できるアピールポイントを持つ部屋へのリノベーションです。
再設定したターゲットは『ファッションが好きな単身者・2人暮らし』。
コンセプトは『NO FASHION, NO LIFE』。
今日はどの服を着ようかと毎日のコーディネートが楽しくなる、パリのアパルトマンの一室のようなおしゃれな空間にプランニングしました。
近年では需要の低い和室2部屋を、1部屋は洋室にしてもう1部屋は、賃貸物件にはあまりない収納力抜群のドレッシングルームに!
リビング~寝室へウォークスルー出来るため家事動線も良く、換気にも気を配りました。
おしゃれが大好きで、お洋服を沢山持っていて、収納に悩まされているだろうターゲット層には、きっと近隣の新築物件にも無い大きな『入居促進』のポイントとなるでしょう。
家具配置が難しく無駄なスペースが出来る間取りを、現代の生活にあった家具を配置しやすい横型LDKに変更し、キッチンの横には、家事台や書斎として使えるマルチカウンターを設置。
壁面の黒板クロスは2人暮らしの伝言ツールとしてや、スケジュールを書いたりときっとおしゃれに使ってもらえます。
部屋内の可動棚の巾を全て統一していますので、棚が多く欲しい場所と少なくていい場所を入居者さんが選んで、棚の数を自由に変える事も可能。
このように競合物件と差別化できる『住み易さ』を考える事で、長く住みたいと思ってもらえる『退去抑制』となっています。
また、キッチンを移設する際、配管用に壁をふかす必要があったため、そこを活用して写真や小物を飾れるニッチを新設し、おしゃれが大好きなターゲット層が、お友達を呼んだ時やSNSなどに写真を投稿する時などにも、入居者さんが個性を表現できる『映える』コーナーを設けました。
このようにターゲットは物件の状況によって、時代とともに変わってきます。
おしゃれさんはこだわり屋さんが多いので、細部に至るまで使い勝手とデザインを両立させました。
そのうえウォークスルークローゼットあり。NO DOUBT!
まさか洋室とリビングを通り抜けできるウォークスルークローゼットなんて。とっても斬新でした!
すごく気に入っています。