築年数を感じさせない木造2階建てアパート
東京都世田谷区
写真の賃貸アパートは、最寄り駅から徒歩2分の場所に位置し、周辺には大型商業施設があり、生活しやすく人気のあるエリアです。
しかし、比較的安い家賃であるにもかかわらず、26室中、3室が空室の状態でした。
今回は、特徴的なエントランスの開口を活かして物件の魅力を引き出した、空室対策リノベーション工事を行いました。
ポイントは、エントランスの縦に大きい開口部分に、床から天井まで届く桜のオーナメントを設置したことです。
このオーナメントは当物件のためにデザインした特注品です。
加えて、土間や外壁はオーナメントが映える色調にすることでオーナメントの存在感が高まり、建物に “オンリーワン”の特徴を持たせることができました。
なお、土間の施工にあたっては、コンクリートやアスファルトを削ることで発生する騒音や粉塵が、入居者や近隣の方にご迷惑をかけることを避けるため、特殊な塗装による工法を選定しました。
アパートの防犯性を向上させるため、共用部の照明器具をより明るい物に一新するとともに、駐車場周りに照明が2灯しかなく、かなり暗かったため、安全性を考え照明を8灯に増設。さらに、銘板を照らすスポット照明も設置して、古びた銘板周りもリニューアルしました。
防犯性が高まり、さらにアパート全体の印象も向上させることができました。
こうした外観のリノベーションを行った結果、3室あった空室もすぐに埋まり、満室となりました。さらに、空室対策に成果が出たことで、オーナー様にも大変喜んでいただきました。
西宮市の花である「桜」をモチーフにしたオーナメントを設置し、エントランス土間も改修するなど、建物に特徴を持たせることで、他の物件と差別化を図りました。さらに、防犯性を向上させるため、敷地内全体の照明計画を見直した結果、施工後、空室がすぐに埋まり、オーナー様にも大変喜ばれました。
当初、屋根の葺き替えが必要か相談していたのですが、朝日リビングさんから「まだ必要ない」とアドバイスをいただき、葺き替え費用をデザインリノベーションに充てることにしました。リノベーションにより夜間の暗さが解消されたおかげで、建物全体の雰囲気が改善され、物件の魅力が高まったことで家賃を引き上げることができ、満室に至りました。相談して本当に良かったです。