古めかしい印象から温かみのあるエントランスへ
広島県広島市
写真の賃貸物件は、テナントが8軒と2LDKの住居が4部屋ある築27年の住居兼テナントビルです。
空室はありませんでしたが、入居者様やテナント利用者様に気持ちよく使っていただくため、大規模修繕工事のタイミングでエントランスのリノベーションも依頼していただきました。
建物診断でプランナーが課題と感じたのは下記の2点です。
入居者様やテナント利用者様のために、温かく明るいエントランスになるようプランしました。
入口のドアを開けて正面に見える壁には、華やかなフェイクグリーンと木調格子が目を引く案内板を新設。
壁には白系の石調シート、天井には木目のボードが貼られ、全体的に明るく温かなエントランスに生まれ変わりました。
また、天井に貼られた木目ボードとドアに貼られたグラデーションのガラスフィルムは、古さを感じさせる床タイルから利用者の視線を逸らせるためのアイデアでもあります。このアイデアにより、既存の床タイルを残すだけではなく、費用を抑えることにも成功しました。
テナントビルの共用部リノベーションについては、下記記事で。
快適性が入居の鍵!テナントビルの共用部リノベ事例3選
フェイクグリーンは、現場の職人さんとビデオ通話をしながら、色や種類の配置バランスにこだわりました。既存の床を活かしたデザインにも着目して欲しいです。
入居している小さいお子様がいるご家族(3世帯)から「綺麗になって嬉しいです。ありがとうございます。」といった言葉をかけていただきました。テナントさんも多く入っていますが「こげんよくなったらウチとは不釣り合いやね〜」など冗談を言っていただいたこともありました。