ママ目線で子どもに優しいエントランスリノベーション
京都府京都市
2つの主要路線が交わり、どこへ行くにも交通の利便性が高いエリアに立地するこちらの物件。
周辺には飲食店や商業施設、オフィスビルが建ち並び、多くの働き盛りの若者が集まる活気のあるエリアです。
このような立地環境の良いエリアでは競合物件が多く、差別化を図るためには物件の顔となるポイントや、エリアの入居者ニーズにマッチした設備を持つことが入居促進の鍵となります。
こちらの物件は、外観や設備が入居者ターゲットのニーズにマッチしていないためか、入居の決め手に欠け、現在3部屋が空室の状態でした。
そこで、まず物件の外装をターゲットに見合った都会的なテイストでコーディネートし直し、エントランスは物件の顔となるよう高級感のあるデザインへと改修しました。
また、時代のニーズに応じて宅配ボックスを新設しました。
次に、大きな手荷物がある時など、使い勝手が悪かったオートロックの手動扉は、自動の二重引き戸へ変更し、扉内にある駐輪場へも楽に入ることができるようにしました。
その他にも、様々な案内板がランダムに貼られ、乱雑な印象があったゴミ置き場の扉は、カッティングシートで案内表記を施すことで、スッキリと見せるようにしました。
施工後、物件は満室となり、空室対策における外装の印象の重要性が再認識されるリノベーション事例となりました。
ピンクの外壁など、全体的な色合いがエリアのターゲットに見合っていないと感じました。そこでターゲットとする若年の単身男性が好みそうなアーバンモダンテイストで全体をコーディネートしました。中でもこだわったのはタイル選びで、モノトーンで艶のあるタイルを使用しています。入居の決まった3部屋の内1部屋は、施工中に入居が決まりました。
オートロックの手動扉だったものを自動のスライドドアにして欲しいと要望したところ、なるべく広く開口を取れるよう3枚ガラスでと「+α」の提案をしてくださいました。外観のイメージも大きく変わり、印象に残る物件になったと思います。
エントランス横にあるゴミ置き場は、複数の掲示物によって乱雑な印象になりやすいことが懸念でしたが、サイン表記になることで美観が良くなりました。